嫉妬というもの
嫉妬と一言しか言えません。あたしは嫉妬深い人間だと思います。そして負けず嫌い。悔しい!と思う感情がとても強い。
嫉妬の最適な説明を森まゆみさんの本の中で書いてあって、あの青鞜に関わった誰かが言っていたはずなんだけど(後日確認!)、「満足を蹂躙させられた」みたいなかんじ。
あぁいい加減!!! いい加減なのに載せてしまうあたしは本当にどうしようもない!
けれどその言葉に至極納得したのです。満足という気持ちをひっくり返された気がするのね。恋愛にはとてもよく当てはまると思う。
あたしは全てのことを愛おしく思う反面、すべてのことに嫉妬しています。今回のは最たる例。それを目の当たりにするのが怖くて、確実にしてしまうのが怖くて、逃げようとしました。だって確認しなければいいだけのことだもの。
でも東京荒野の『春と霞』に書いたように、逃げてちゃ何にもならない。そう傷ついても憤ってもそのあとの自分の心情を慮るよりももっと大切なことがある。きっと誕生日で身をもって実感したこともそう。だからあたしはいま鶯谷にいます。
喫茶でんには行けなかったけど、その前にあの!古書ドリスを偶然見つけて、寺山修司、唐十郎、澁澤龍彦、土方巽にはもちろん、尾崎翠、別役実、稲垣足穂他、諸文学者に出会って、あぁ呼び寄せられてるなーって。そうやっぱりあたしはこうなりたいのだ。
唐十郎に、伊藤野枝に、尾崎翠に、あたしはなりたい。
野枝のかの有名な『美は乱調にあり』に突入しました。
前回に書いた森まゆみさんについては訂正。後の文を読んでなるほど、と思ったのです。
最後のしめくくりには泣きそうになりました。いずれ、また、ね。
後で本日の感想を書くとは約束できません。
人間は約束できない生き物だもの。