意気地なしガーリー
愛の証拠はわからないけど、愛は自信なんだと思います。愛されることは自信。愛することはわかりません。だってあたしは菩薩じゃないもの。意気地なし。
今年の春の戦乱の世に、あたしは菩薩になりたかった。ささやかなる覚悟にも書いたんだけど、一般の倫理や道徳、価値観を超えたかったの。でも意気地なし。あたしはただの血の通った俗物でした。
あたしの作品はガーリー、女性らしい、女の世界と言われることがしばしばで。負けず嫌いの天邪鬼は素直に受け入れられず、反発ばかり。特にガーリーという言葉は馬鹿にされてるとしか思えず、言われるたびにはらわた煮え繰り返るる思い。でもね、やはりあたしは女だし、そりゃ男性の気持ちはわかりません、描けません。男の世界は未知なる世界。そしてあたしの大好物は可愛いもの。可愛いものには目がありません。だから。いいのです。ガーリーで。
ガーリーな世界でいいの。だからどうか観に来てね。今回のビニヰルテアタアはガーリーポップファンタジー。眼球スイミング。眼玉を愛する女の子のお話。パステルカラーの眼球譚。
可愛いものには魔法があるの。
魔法で世界を変えるのよ。