野枝が好き
伊藤野枝が好き。と言っておきながら今更、ある伊藤野枝伝を読んでいて、その方の文章の上手さに脱帽。なんだろう、気取ってなくてスラスラ読めるかんじ。故意的なのか漢字が少なくて、途中「?」になることも多いのだけど。文章のうまさって難しい言葉を使ったり洒落た言葉遣いをしなくてもいいのだなって再認識してしまう。どうしても、文章がうまい!って思うのは三島由紀夫とか谷崎潤一郎になってしまうのだけど、こういう上手さもあるよねって。そしてこっちの方が親しみがもてて大衆的だよねって。
文章にも目がいくけれど、やっぱり野枝はすごい。好きだな。彼女を知れば知る程、もっと貪欲でいいんだなってハッとする。だいぶ欲に忠実に生きているあたしもまだまだなんだろうなって。つい先日も心が折れてしまいそうなことがあったけど、こんなんで折れるなんて序の口だなって、なんか元気ももらいました。有難う、野枝。
あたしには憧れてる、なりたい女性がたくさんいて、ほぼ漫画の主人公なのだけど、伊藤野枝や松井須磨子の強欲さには見習わなきゃなというところがあります。
はいからさんじゃないけれど、あたしはあの時代を生きていたかったな。きっと青鞜の熱心な読者になっていただろうし、もしくは参加していたかもだし、自分もウーマンリブ運動をしていたんじゃないかしらん。
前世が野枝や須磨子だったらどんなにいいだろうな。来世はナウシカとしても。そしたらその間の野村千絵もそれなりにならないといけません。
来年のことでかなり悩んでいて、嬉しい悲鳴なんだろうけど、どうして重なってしまうのかなと。まあそんなことは言ってられないので寝不足が解消されたらきちんと考えよう。
今夜はスナック雨です。