さよなら丸い輪の世界
このブログに書くかどうか悩みましたが、今のあたしの書く場所は此処なので、真摯に此処に書きます。
大事にしていた丸い輪の世界とのお別れです。
あたしは再三繰り返し言及しておりますが、パラレルワールドを信じています。SFはあまり好きではないのですが、そのSFによくあるパラレルワールド。平行する世界。SF好きで漫画狂の父親から英才教育を施されたあたしは小さい頃からパラレルワールドを拠り所に生きてきました。
この世界から枝分かれした無数の平行する世界があると思うことで、幾分楽になったものです。ここ2年くらいは随分その思想に頼ることも少なくなりましたが、それより前は大分強かったですね。なので気になる方は前のブログを覗いていただけると、もっとパラレルワールドへの熱い思いをわかっていただけるんじゃないかしら。
丸い輪の世界はあたしが大事にしているお話で。この世界もきっとパラレルワールド。平行する世界なのです。
随分これに頼りきってこの2年半生きてきた気がします。好きだったんですね。本当に。んーん、そういう単純な言葉ではないのですが。
打算的でもあり、利用していたところもあります。
丸い輪の世界はあたしの正義で。あたしの宝物でした。時が経てば経つほど美化されて。強固になって。だから、そのまま。そのままで置いて置くべきだったんです。それが丁度よかったし、そうあるべきだと分かっていたからこそ、そのままにしていたんです。その丸い輪に入りもせず、あたしはこっちの世界で生きていたんです。
でも、戦乱の世に突入して、それが武力行使で、終戦して。丸い輪の世界はチェルノブイリになりました。
チェルノブイリにしてしまった当の本人であるあたしは、罰を受けるべきです。それ相当の罰を。何万年かかっても償えない罰を。
4年前の5月3日は高円寺で粉を食べました。
4月29日は偶然の出来事に胸を高鳴らせました。
両方とも最高の日でした。
そして5月8日はヘンリーダーガーを見に行くのです。