蜷局
とぐろを巻くような忙しさで、いささかまいっております。でもきっとこんな表現しません。
とぐろは漢字で蜷局と書くそうな。昔、うちには蜷局を巻いたニョロの剥製があってそれはそれは恐ろしかったです。あんなものを海外出張のお土産で買ってきた父親を恨みます。でも逆にすごいとも思う。
池袋にすごく不思議な外見のマンションがあって、こっそり入り込んだらロビーもものすごくって、ここ何日かの一番テンションが高い時間になりました。あんなところに住めたらいいな。毎日あのロビーを通るなんて。すごく憧れます。
外見もさることながら、あたしが重要視するのは建物名。やっぱり名前は大事です。
2年住んでいた西荻窪のマンションは「メインステージ西荻窪」でした。ここは名前で選んだわけじゃないのですが、結果的にすごく自分の職業に合っているものになったなあと。先輩に年賀状を出したとき、すごい名前のところに住んでるなと言われました。
でもね、もっとすごい名前のアパートを知っているのです。ここは名前だけで住みたくなりました。
その名も『春琴荘』。
ねぇすごいでしょ?
きっと家主が谷崎ファンなのでしょうね。
まだあるのかな・・・。
住みたいな。