
蠱惑の人魚 千絵ノムラ不惑写真展
蠱惑の人魚
千絵ノムラ不惑写真展
『Vinyl Paper 5:千絵ノムラ in カプセル&大道芸術館 Conceal』刊行記念photographed by 色街写真家・紅子 / 池田竜太朗
2025年2月28日(金)-3月2日(日)
2.28 15:00-21:00/3.1 11:00-20:00/3.2 11:00-18:00
Gallery Conceal Shibuya Gallery B
東京都渋谷区道玄坂1-11-4 第1富士商事ビル4F
入場無料
▶︎オープニングパーティー
2月28日(金) 17:30-21:00 入場無料
ゲスト:北村早樹子 DJ:コスプレ声ちゃん・山野井譲
▶︎トークイベント
3月1日(土) 18:00-19:00
「千絵と紅子が愛するモノたち――偏愛するレトロと遊郭と緊縛と」
写真集プレゼント付きチケット ¥3,000+1drink
色街写真家・紅子と元劇団唐組でライター&書店員の千絵ノムラが、それぞれ偏愛するレトロ建築や純喫茶・元遊郭・緊縛について、そして2人の出会いや今回の撮影秘話などを語ります。司会は編集者の奥山晶二郎さん。
お申し込みはお問い合わせフォームよりお名前、枚数、電話番号をお送りください。返信のメールをもってご予約完了となります。
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写真展をすることになりました。これは念願叶っての開催です。
そもそもは2021年に中銀カプセルタワービルに住んでいた時のこと。記念にポートレートを色々と撮ってもらってたんだけど、ふとパステルカラーの縄で緊縛姿もおさめてもらいました。後日、カプセル仲間に「(千絵ちゃんの性癖の)緊縛は撮らないの?」と言われて、やっぱりちゃんと麻縄じゃないとな、と撮り直してもらったのです。
丸窓×緊縛という面白い組み合わせをいつかお披露目したくて。でも大人の事情でなかなか公表できなくてお蔵入りになってました。でも中銀カプセルタワービルもなくなり数年が経ち、そろそろ!と思ってはいたのですが、やはり緊縛姿を世に出すのはちょっとはばかられるなと怖気づき、機会をうかがっていたのです。
そしたらひょんなことがあってですね、もうお披露目しちゃってもいいじゃん!と流れになって、それに今年で40歳。この絶好のチャンスを逃すわけにはいかないと写真展をすることにしたのです。
場所は渋谷のとあるギャラリー。ここにも紆余曲折があってですね、最初は移転前のカストリ書房さんでやりたかったのです。というか、カストリ書房さんだったらやりたいなと思って、写真展を考えついたのです。
元々は私が作っているZINEになるだけの予定でした。でもカストリ書房さんのギャラリーだったら、吉原だし、緊縛だし、カストリさんの空間も趣があってとても可愛いし、この雰囲気なら私の写真もちょっとは見られるものになるんじゃないかな、カストリさんで写真展したいなと思ったのです。
そしたらカストリ書房さんが移転されましてね、今のカストリさんも立地が最高ですし、素敵な門構えなのですが、ちょっと前とは違う雰囲気になってまして、あの空間に私の緊縛は浮いてしまうのではと尻込みし、でも写真展はやっぱりどこかでやりたい、ということで、ギャラリーを探し始めたのです。
そしたら浮かぶのはやっぱり新宿眼科画廊。私はここで演劇公演をしたかった!いや、なんなら今からでもしたい!
まず名前が最高ですね。これはかつてあった新橋の内科画廊へのオマージュでもあるそうなんです。
新宿眼科画廊の一番小さいスペースなら手頃だし、眼球好きだし、ここでの芝居も考えてたし、ちょうどいいじゃん!と思ったのですが、大人気すぎて、半年先まで、なんならそれ以上もう埋まっている状況。できるだけ気軽に物事を進めたいということもあって、直近でできるところを探したのです。
スナック雨と代官山 蔦屋書店に近くて、私の活動範囲でもある渋谷に的を絞り、美術手帖のギャラリー情報かな、隠れ家ギャラリーが絶対あると血眼になって片っ端から見ていたら、あったのです。Gallery Conceal Shibuya。
サイトにあった白い空間に惹かれて、どこにあるんだろと見てみたら、まさかの私が大好きな建物じゃないですか!まず建物の佇まいが最高すぎてレトロ好きにはたまらない物件。そして2階が元ストリップ劇場のカフェで何回か行ったことがあるし、なんならこの前のblogに書いた思い出深い場所でもあります。
けっこう空きはちらほらあって、昨年の時点で今年のスケジュールはけっこう空いてました。そして2月もまだ空白。それなら誕生日にぶつけたい! 2月28日当日なら40歳記念にばっちり! ということで、早速下見に。問題はですね、緊縛がOKかということだったんです。
緊縛OKかどうかが非常に大きな問題で、実は最初に緊縛写真展などの実績があるギャラリーを探してました。代官山にもあったんだけどね、高かったのです。エロNGのところも多いのではないか、コンシールはどうだろうとビクビクしながら行ったのでした。
ちょうどその時、書道展が行われていて、壁にみんな好きに書いていいっていうので、けっこう好きに壁をいじれるのも面白かったし、何より空間が素敵だった。ここでしたい! と早速スタッフさんに直撃。NGありますか? と聞いたら、特にないです、と。肌色多い系もOKそうでした!
そこからはプロデューサーを兼ねてくれてる人と相談し、コンシールに決定しました。
続く。
書きたいことがたくさんあるのでちょこちょこ更新していきます。