224事件

台湾に伊藤潤二展を観に行って来ました。この報告はまた後日。するはず。きっとね。

今日は昨年の224事件について。
巷では226事件がまかりとおっているけれど、あたしにとってはこの224事件が人生を変えました。
これが全ての大元であります。

戻りたい戻りたいと思って、東京荒野のエッセイ「東京とアタシ」の最後にも書いたけれど、今ではね、良かったと思うのです。苦い水をたくさん飲んで、まだまだ自分でも吃驚するほどの心情に揺れ動かされることもあって、いっそ無くなってしまえば楽なのにな、と思う時も多々あるけれど、1年経った今はもう戻ることとか、なかった方の世界は考えられません。
これはこの世界のあたしにとって必然だったのです。
宿命。
なら、それはそれで楽しむしかありません。

昨年の今頃は1年後こういう風になるとは思ってなかったでしょうね。
でも冷静に考えればわかったことよ。

ささやかなる覚悟で書いている通り、普通の常識や倫理、価値感をひっくり返すのです。返したのです。
だからこそ見えた世界がありました。
手に入れられたものがありました。
溢れ出す感情がありました。

それを全て抱きしめて。
白いものも黒いものも。
ひとつひとつ。

あれは事故でもあり、夢のような出来事でもあったのだろうな。

ということで、女々しいことを書き連ねましたが。
すべてがここから始まるのです。

昨年の今頃はユートピアでした。
全てを抱きしめたくなるほどのユートピア。
できることなら繰り返したい。
19日の夜から28日の夜まで。

そう、お誕生日までもう少し。

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