ビニヰルテアタア第10回公演 『楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―』
あたしが主宰する劇団の次回公演のお知らせです。
ビニヰルテアタア第10回公演
『楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―』
2017年11月21日(火)〜12月3日(日)
@自由学園明日館・みみずく会館 他
http://vinyltheater.com/next.html
◎脚本
清水邦夫
◎演出
鳥山昌克
◎出演
近藤結宥花
沖中咲子
大鶴美仁音
千絵ノムラ(ビニヰルテアタア)
◎前座朗読劇
「女優 松井須磨子のこと」
出演:鳥山昌克(東京公演・新潟公演) / 汐川虹子 (愛知公演)
◎日時
東京公演
・自由学園明日館 大教室としま
11月21日(火)・22日(水)
21日(火)19:00
22日(水)13:00
〒171-0021東京都豊島区西池袋2-31-3
JR 池袋駅メトロポリタン口より徒歩5分
JR 目白駅より徒歩7分
・雑司ヶ谷 みみずく会館
11月23日(木・祝)~26日(日)
23日(木・祝)19:00
24日(金)19:00
25日(土)14:00&19:00
26日(日)13:00
〒171-0022東京都豊島区南池袋3-5-9
JR 池袋駅・JR目白駅より徒歩11分
愛知公演
・田原市権現の森 明治の商家
11月30日(木) 19:00
〒441-3421愛知県田原市田原町蔵王6-1
協力:劇団タハラジャ
後援:田原市教育委員会
新潟公演
・新潟古町えんとつシアター
12月2日(土)・3日(日)
2日(土) 19:00
3日(日) 13:00
〒951-8065新潟市中央区東堀通6-1051-1 G.E ビル地下1階
協力:井上ホーリン /新潟・市民映画館 シネ・ウインド
※全公演、受付・開場は開演の30分前です。
◎料金
東京公演
前売 3,500円
当日 3,700円
学割 3,200円(要・学生証)
愛知・新潟公演
前売 2800円
当日 3000円
学割 2500円(要・学生証)
◎スタッフ
作:清水邦夫
演出:鳥山昌克
照明:千田実(CHIDA OFFICE)
音響:シューヘイ
宣伝美術:籔田千晴
宣伝写真:ルリ・マグネット
Web制作:小林至(Theatre Ort)
制作:ビニヰルテアタア制作部
企画・製作:ビニヰルテアタア
協力:トム・プロジェクト/シバイエンジン
*ビニヰルテアタア*
phone 070-6463-2228
mail vinyltheater@gmail.com
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シンプルかつ緻密な構造をもち、演ずるという行為を象徴的な形に昇華させた『楽屋』を、四十年前から度々観てきたが、そのテーマが「時間」かもしれないと実感したのは、昨年の鳥山昌克演出の同作にふれたときだ。
かつて少年や少女役で多くの観客を魅了した近藤結宥花が、ベテラン女優を演ずる年齢となり、近藤の演技を客席から憧れをもって見ていた大鶴美仁音が、ベテランを追いつめる若手女優を演ずるという、絶妙な配役と演技のバランスによるのだろう。時間を超越した存在ながら、演劇という時間芸術に縛られ、自身のキャリアにも絡みとられる女優たちの妄執劇がリアルに映え、時間というものの、残酷さと、逆説的な豊かさが身に迫った。
今回の再演でまたどんな発見を得るか、限られた空間を巧みに活かす鳥山演出のもと、女優たちのぶつかり合いが楽しみである。
作家 天童荒太