あたしの中に20歳がある。

時は流れて5月です。4月28日からの空白の時間には、再会、JAMFES、憤り、甥っ子初節句祝い、浅草散策、発病、JAMFESアフターパーティ、勘違い?、金比羅さんにお礼参りなどなどがありましたね。

あたしの中に20歳がある。
20歳は唐組に入った歳でした。最初の彼とつきあっていて、大学3年生で、秋公演には紅テントの初舞台を踏んで、もてはやされて、とにかく無我夢中だったけれど、今思えば幸せな1年だったと思います。
この翌年から怒濤になって運命の坩堝に飲み込まれていくわけですが。

あたしの中に20歳がある。
20歳の何が残ったかと思えば18〜22歳での交際期間で自己肯定をしてもらったのが大きいんじゃないかしら。そしてなんといっても唐組でしょう。あたしは唐組ですべてを教わりました。ここがなかったら、たぶんどうしようもないワガママでなんもできないお嬢ちゃんだったでしょうね。地に足ついて、足つくどころか、地に這いつくばって生きてきて、あの時代があるからあたしは何処へでも生きていける。そしてあの時もらった自己肯定があるから、いつでも生きていける。

唐千絵5

20歳10月紅テントにて。