8月のおさらい

8月はもう終わっちゃうけど、このブログは8月になってはじめて書きます。あんなにちょっとづつでもいいから書こうねと杏理に言ってたくせに自分は怠惰でごめんなさい。

8月をざざっと振り返ると、夏、でしたね。
横浜の花火を兄夫婦の家から見たり、川崎競馬場のお化け屋敷で働いたり、シン・ゴジラを観に行ったり…

◎シン・ゴジラの回想
泣きました。
嗚咽が止まらなくて、見終わった後に声をあげて泣きたかったくらいだったけど、映画館だし大人だから我慢しました。
友人が一緒じゃなかったら最後まで観てなかったんじゃないかな。たぶん前半のところで帰ってる。とにかく胸が痛かった。いたたまれなかった。震災の時を思い出しました。どうしようもない力に壊されていく現実を直視するのがすごく辛かった。そう昨日観たクライマーズ・ハイも胸が痛かったな。

こうなったのはやっぱり舞台が現実だったから。知ってる土地、身近な人達、それがどんどん壊されていって、もうやめてーって思った。現実との違いがわからなかった。
あたしはほぼ最近の映画は観なくって。よく見るのは昔の邦画。だから現実味がないんだよね。切り離して考えられるの。でもシン・ゴジラはまさに今の日本で東京で。おっきい画面で観たし、現実とごっちゃになって、途中から自分に「これは映画、これは映画」って言い聞かせてた。そしてずっとゴジラに「もう海に帰ろう、おうちに帰ろう」って念じてた。王蟲へのナウシカみたいに。

ザザッとした回想。
第二形態が気持ち悪すぎた。
春と修羅が置いてあったのが嬉しかった。
無人在来線爆弾が斬新だった。
最後の里見にいたく感動した。
きっともう観ることはないと思うけど、里見が愛すべきキャラだなと思います。

見終わったのが23時半くらいで、初バルト9だったんだけど、帰りに窓から一望できる新宿の夜景を見て、心底安堵しました。東京が無事でよかった、否、映画で良かったな、と。
でも翌朝寝覚めた時には、「ニュース見なきゃ。ゴジラの情報やってるかな。」と本気で思って現実とごっちゃになってしまってました。あたしはいつも、そう。

ゴジラの感想はひとまずここまで。
エヴァの序も翌日DVDで見たのだけど、そこらへんと合わせて、いずれ、ね。

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前回のブログから一番動きがあったのは、スナック雨です!
無事オープンして明日で5回目。
みなさまどうも有難うございます!
青く照らされた店内と青色の飲み物で青色の魔法にかかりに来て下さいね。
おすすめはドラえもんこと、青いクリームソーダです。

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先週の水曜日には、何度か小説などを載せていただいている同人文芸誌「東京荒野」の食事会に行ってきました。スナック雨の日だったので、最後までいれなかったのだけど、楽しかったな。三上寛さんや森下くるみさんにお会いできて。もっとお話したかったです。自己紹介の時には、三上さんがみんなに出身地を聞いていたけれど、出身地ってとても大切だなって思います。そこで形成されたんだもの。あたしは横浜で、でもずっと東京に通っていたから横浜にはそんなに思い入れがなくって、それでも東京にはなんとなく疎外されているかんじがして、でも横浜にも染まりきれていないあたしの故郷は何処なんだろうってそんなことを良く思います。

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お化け屋敷のお仕事をしている川崎競馬場の近くには、趣きがあるソープ街があります。特別室、重役室、琥珀、アラビアンナイト…。お店の名前、建物、どうしてこう胸がときめくんだろう。特に古いところ。あたしは懐古主義です。純喫茶も古本屋もラブホテルも昔ながらのところが好き。

ここは駅からまあまあ離れていて、どうしてこんなところに?と思ったけど、吉原だって駅から遠いし、同じく昔の色街の名残かもしれないし、競馬場のお客さん向けに栄えたのかもしれないし。あと2回、川崎競馬場に行くので、また散策してみよう。

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スナック雨の看板とママ。