下高井戸のちえ
今月末にある半年ぶりの「スナック濡れ場」は昭和の日だから、昭和にちなんで団地妻ファッションにしようと思いきや、意外と団地妻ファッションがわからない。とにかくピタッとしてればいいのかな。それかいっそバブリーなかんじにしようかな。
こちらは先日行った下高井戸のちえ。ここのお隣のおとなりくらいの青い洞窟には芝居を見に行ったことがあって、そのまた隣くらいの下高井戸シネマには「8月の家族たち」を見に行きました。下高井戸の思い出はそのくらい。でも日舞が上北沢にあるからしょっちゅう通りはするのだけど。
居酒屋ちえさんは日大の卒業式と重ねってとても混んでいましたが、あたしの好きな昭和な居酒屋さんでした。お隣には吾作という焼き鳥で、ちえの兄弟店があるのでこちらも行ってみたいな。
前に比べて飲む機会が増えた気がします。お酒は好き。酔えると楽しいから。もちろん一緒に飲んでいる相手が重要なのだけど。心許せる相手だと楽しくて楽しくてたくさん酔っちゃいます。そして話に花が咲いて、頑張る気力をいただく。
そういえばサンリオピューロランドにいまだ行けてなくて。あたしはいつになったら行けるのだろう。
三島由紀夫が「インドには呼ばれる人と呼ばれない人がいる」と言っていたように、あたしもまだピューロランドに呼ばれないのだろうか。人生で必要な時には呼ばれるのかな。
昨年後半のこのblogはただの宣伝の場でしたね。勿体ない。あたしが昨年何を考え、何を思い、何と向きあいながらの軌跡を書いていないなんて。思い出せる限り昨年は未来に進んでいた気がします。一言で言えば「一寸先は光」。ただそれだけだなあ。もちろんマイナスなこともたーくさん起こって吐きそうな思いもたくさんしたけれど。その時は友人が2chで炎上していた様子を眺めて救われてました。ごめんね。
伊藤潤二先生の名作「死人の恋わずらい」でどんどん悩みを大きくして前の悩みをどうでもよくしてしまう女の人が出てくるのだけど、そんなかんじでした。その女は最初は不倫に悩んでいて、次に不倫相手の子供を殺して、全身タトゥーを入れて、最後には灯油をかぶって火をつけてしまう。前の悩みを越える次の悩みを作れば新たな悩みでいっぱいになるよね。前の悩みは何にも解決していないのに。
あの頃のあたしはそんなかんじだった。でもそれも夏頃の話だっけな。
夏の終わりに楽屋があって、秋には少女神があって、すぐにインドに行って、年末にはスナック雨の大忘年会。そういう意味では年末が心穏やかに過ごせていた気がする。それが今年に入って全てがむきだしになって。久しぶりに辛かったです。3月が特に辛かった。でも何も状況は変わっていないけど4月になった今、生温い空気に包まれあたしは生きている。
さて。チズミの物語を書かなくちゃ。