ピンクだけどピンクじゃないの

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書店仕事の同僚に素敵なアイスグレーのマニキュアをいただいて。とても好みで嬉しかったんだけど、もらう前に「野村さん本当はピンク好きかもしれない」と一言、お詫びの言葉。確かにあたしの身の回りのものはピンクで溢れてる。でもね、それはピンクを選んでるわけじゃなくてキキララを選んでるから。キキララのものは大体ピンク。淡い桃色。これはあたしがキキララを好きな所以でもあるんだけど、あたしは原色よりも圧倒的にパステルカラーが好き。性格を見ると原色なんだろうけど、押しつけがましくない、白が混ざった淡色が好きなの。だからキキララは完璧。キキララは原色なんか使わない。すべてがほんのりなパステルカラー。そうすると基本は淡い桃色になっちゃうのよね。嬉しいのは薄いパープルの時。これまた可愛い。あたしは青が好きということになっていて、いや、青は好きなんだけどね、本当は水色が好きなの。だってナウシカが水色だったから。ん、青っていうこともあるけどね。ナウシカ大好きなあたしはその影響で小さい頃からとにかく水色が好きだった。そして大人になって「青いユートピア」という芝居を作って。これはきっとあたしの中でとっても大きいこと。2013年だったから、28歳の時か。そう思うと28歳前よりも青いユートピアを経験したその後の人生の方が有意義な気がする。というわけで、青いユートピアなんていう青い花畑のお話を作ったから、みんながあたしを青好きと思って、あたしもそれに倣って青い洋服や青いものを身につけた。そして自他共に認める青好きになっていったの。でもね、本当はパステルカラーが好きなのよ。どぎつい青よりも優しい水色が好きなの。ただ青も好きであることには変わりはない。今では青好きと豪語しているし、好きな色はと聞かれたら、青、と即答する。青と水色、どっちも好き。でもね、紫も好き。昔は嫌いだったんだけど。2月の誕生石はアメジストで、どうして紫色のアメジストなんだろうって思ってた。小さい頃は紫の魅力がわからなくて。でも大学になってはじめて小劇場でやった芝居の役名が紫乃で、みんなに紫乃、紫乃って呼ばれて、その時にはじめての彼氏もできて、彼からも紫乃って言われたし、お気に入りの名前になって、それで紫も好きになった。アメジストも好きになってお誕生日にはアメジストを買ってもらった。バイトでやってたお水仕事の源氏名も紫乃。紫乃ちゃんって言われるのはすごく好き。いまだってお水仕事やって紫乃って名乗りたいくらい。あたしは紫乃ちゃんにもなりたい。