めくるめく片岡球子展

竹橋は東京国立近代美術館に片岡球子展に行ってきました。すごく行きたくて、でも日曜に終わっちゃうから、無理矢理時間を作って突撃。結果、行って本当によかったです。最近の叢雲が晴れた気分。

球子はアウトサイダーってTVの美術番組で言っていたけれど、確かにねヘンリーダーガーと通じるものはあるかもしれないけれど、なんか思った以上にポップで、飾り方や構成の仕方なのかもしれないけど、球子視点はとても好きでした。球子っていう名前も良いよね。苗字からのバランスが素晴らしい。

誇張したり省略したりその本人でしか見れないものの描き方。そしてあの色使い。あんな大胆で鮮やかな色彩は球子ならでは。繊細なヘンリーダーガーとは対極だけれども、きっと繊細だからこその大胆さなんだと思う。

あたしは第1章「個性との戦いー初期作品」と第2章「対象の観察と個性の発露ー身近な人物、風景」が好きでした。第3章はそこまでw おそらくね、物語の人や歴史上人物にそこまで思いを馳せなかったからかな。「飼育」の子ども達とか素敵だったもん。なにかのね、水玉のワンピースの子もよかった。どうすればあんな淡いピンクの水玉が出るのかな。「炬燵」もいい。

特に心奪われたのは「曼珠沙華」「羽衣滝」「富士に献花」
曼珠沙華は好きなお花だし、たまの歌思い出したし、羽衣滝は水じゃなくて布でいいんだーと目から鱗。「富士に献花」はとにかく素晴らしい。いつか『献花』と『球子』という作品を書きたいです。

裸婦シリーズも好きでした。フライヤーに使いたい。構図がね、すごいの。青緑の背景に浮かぶ、銅の裸婦なんて素敵すぎる。あとあのポーズ。なんで??

何かの坊主の絵かな?それのコメントで球子がある人に言われた言葉。それを胸にあたしも表し続けます。そして、向き合って、向き合って、あたしの視点で映し出していく。

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