聖なる山々

映画の感想。

『リアリティのダンス』アレハンドロ・ホドロフスキー
ジャケ写が好き。ホドロフスキーの孫が可愛い。奥さん役のダイナミックさが好き。色彩が好き。絵が綺麗。現代風でとっつきやすくて。色々経てのホドロフスキー。洗練させれたかんじで、きっとあたしもこういうのがやりたい。

『ホーリー・マウンテン』アレハンドロ・ホドロフスキー
すごく好き。エル・トポよりも圧倒的に好き。富豪たちのエピソードは何度も見たい。ホドロフスキー3作目だからかな(あたしが観る)、免疫ができたのか。これはいろいろとカルト・ムービーとしてロングランだったのが納得。
テーマも好きだったのかも。宗教。キリスト。カルト。あたしは西部劇が好きじゃないのだと思います。ホドロフスキーの映画に出たくなりました。

『田園に死す』寺山修司
何気に寺山映画をきちんと最後まで観るのははじめて。
なるほどー寺山修司だなって思いました。映像が綺麗。美。
ザ・アングラ。
恐山に行く前に観れて良かったな。
ラストとかはホーリー・マウンテンと通じるところがあるなと思いました。

寺山はホドロフスキーに嫉妬したというけれど、なんか納得。そしてふたりの作品を続けて観て良かったです。

ここで!思うのがあたしのアングラ思想について。
寺山のようなザ・アングラは嫌いではありません。むしろ好きだし、すごく大好物。アングラ演劇の旗手、唐十郎の元にいたのだって、もちろんそれが理由でもある。けれど唐さんってはたして、いかにもそういうザ・アングラなのかなって思う。
寺山アングラって、日本の寺とか見世物小屋とか着物とか、なんだろう、こう懐かしく、そして危なく、どこかで見ちゃいけないような、お線香やお香の匂いがしてくるようなかんじ。ああいうのぼりがよく似合う。
けれど唐アングラってまた違って、もうちょっと現代よりというか。まああたしが状況劇場ではなく唐組にいたから、特にそうかんじるのかもしれませんが・・・。

そう思うとね、あたしはアングラは大好きだけど、アングラ演劇を作りたいわけじゃなくって、ホドロフスキーでいうと、ホーリー・マウンテンよりもリアリティのダンスを作りたい。どこか洗練されてて現代っぽくて冷たい陶器のかんじ、どこかどっぷりとアングラじゃなくって、うーん、なんていうのかな、だからネオ・アングラでありたいと思うのです。