鯨リチャード観劇

昨夜は唐組秋公演『鯨リチャード』を鬼子母神に見に行ってきました。素敵だった。鯨リチャードは話を聞くだけで観たことがなく、また戯曲も読んだことがなかったけど、すごく面白かった。唐さんの嗜好が詰まっていて、たくさん笑うとともに、胸がぎゅっとして、度々ほろりと来ました。そして唐さんが大切にする女性像があり。それはおそらく女兄弟がいなかった唐さんの或る意味の憧れや幻想なんだろうなと思います。馬のシーンは衝撃とともに涙が出たし、鯨カツ屋の主人も哀愁とチャーミングさがあいまって素敵でした。

帰りは杏理と共に鯨カツならぬハムカツを食べて帰りました。

唐組にはたくさんの思い出があって、20代前半という多感な時期をあそこで過ごせたことは宝物です。唐組ですべてを教わりました。唐組にいなかったらあたしはただのワガママ娘だったと思う。だから感謝。

そしてやっぱりあたしは唐十郎の演劇が大好きで、彼のような戯曲を書きたいのです。

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紅テントの写真がないので、2006年の春公演のチラシから。大好きだった、そして栄光なる時代の役、キンカンコ。床屋の奥さんの役。アンドロイドみたいな横顔が好き。うら若き二十歳でした。

さて杏理ちゃんはblogを書くのでしょうか…!?
そして今日は飯田華子のお誕生日だわ。