象のいる公園

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あたしの語彙にあまり鳥というものはなく。せめて青いユートピアの流れで、青い鳥がいるくらい。だから昨夜は青い鳥の写真をもらいました。いつのまにこんなにも青というイメージが自分に定着してしまったのか、少し戸惑ってしまうけど。本当はね、水色が好きなんです。でも水色ユートピアってしっくり来ないし、飯田華子の『赤いユートピア』からの流れだったら、やっぱり「青いユートピア」かなって。

先日念願叶って春画展に行けて。春画展の会場の名前もあたし好みなのです。永青文庫。永い青。建物も素敵でした。目白にあんなところがあったなんて。でも目白といっても椿山荘までは距離もあるし、知らなくて当然かも。ラフティのオムライスからの春画展。春画はよく美術館とか行った時の一部に隔離されていて、その隠れ家的な部分でこっそり見ていて、おぉ!と唸ったものでした。一言で言えば、誇張しすぎ。でも好きですよ、あの生半可じゃないほどの主張と、情事の風景。今回じっくりたくさんの春画を見て、液が描かれているのには吃驚でした。今も昔も好きですね、殿方はお汁が。

そしてお庭には丸い輪を見つけて。そこを通ったから、最近の体調の悪さの根源を浄化できたのではないかしら。〆は神楽坂の象の公園。この日の、コーディネーターをしてくれた友人が連れていってくれた最高に素敵な場所。此処は本当にあたし好みで、最後にうってつけの場所でした。傾斜を利用したこの象の滑り台は、2頭が重なって、鼻がつながっていて、耳には登る為の石などが施されていて。本当に素晴らしかったな。感嘆の溜息しか出ませんでした。ご馳走さまです。2人で馬鹿みたいにテンションあがってずっと写真を撮っていた。周りからみたら、不思議な光景だったでしょうね。

そんな、とある1日の思い出を書き連ねてみました。一緒に行ってくれた友人に感謝。

あたしには、ただの道が、一緒に歩いているだけで遊園地になる友人が2人います。そのうちの1人。
何処を歩いていても、何の変哲のない道だって、一瞬で魅力つまった物語の場所になる。
ナスカの地上絵が描かれたような、オスマン帝国の遺跡が埋まっているような、そんな奇跡。
そんな奇跡の2人がいることも、あたしにとって奇跡なのです。有難う。