鞄テアタア終演!

無事に鞄テアタア終わり、初日からはや2週間経ちました。ずっとUPしておらず、杏理ちゃんが更新しておる!ということで全く書かなかった7月にかわって8月は書けたらいいなー。希望。

2ヶ月に渡る公演はビニヰルテアタアはじまって以来でとっても大変だったけど、とってもためになりました。
7月に身体を壊しさえしなければね。
なんで壊しちゃったかな、あたし。
でも薬の副作用などは楽しかったです。

安部公房の「鞄」は大好きな作品で、最初に読んでわくわくしたのを今でも覚えています。
そしてそれに触発されて一気に書き上げた千絵ノムラ版「鞄」。
24歳の時でした。処女公演の『轟く』と並んで千絵ノムラの処女作です。
今では書けないなと思う青い部分もあるけれど、あたしの自信作。
また上演したいです。

鞄テアタアは2011年11月にあたしが初主催したイベント、鞄ナイトのビニヰルテアタア版。
あたしはあのイベントの成功があったからビニヰルテアタアを設立できたんです。
これには関わってくれた人々に感謝。そうじゃなかったら、このブログだってありません。

鞄ナイトでは安部公房版はなくって、飯田華子+やまのいゆずる、猫道、千絵ノムラの3人によるもの。
あたしはその中で一世一代の告白ドキュメンタリーをいたしましたね。
あれほど胸に突く作品はないんじゃないかしら。

事実にまさるものなんてありません。
事実は小説よりも奇なり。
ううん、奇なりとかそういう問題じゃないのよ。
質量が違うの。エネルギーが違うの。

でもそれでも事実に勝る物語があることだってわかってます。
唐十郎の『秘密の花園』や『ジャガーの眼』『処女仮面』は正に勝っているのです。

そしてそれをあたしは信じてる。そうじゃなかったら演劇なんてやってません。小説だって書きません。
だからどうか見ていてね。あたしは作り続けるから。

と、大分感傷的な終演のご挨拶ですが、どんどん図太くなってきました。
裸ですべてを受け止めます。だって裸で作っているんですもの。両方が裸じゃなきゃバランスとれないでしょ?

6月RAFTは神メンバーに囲まれ、7月EDITORYは親しいメンバーに囲まれ、スタッフ陣は相変わらずの不動のビニヰルクルー。ここは不可欠です。

場所と役者を変えた2ヶ月連続上演はなかなか楽しかったです。
こんなこと滅多にないでしょうし。
だから
すべてを抱きしめて、最高の感謝のキスと抱擁を!
お客様はじめ、キャスト、スタッフすべての方に。

ビニヰルテアタア次回公演は冬の3331にて。
千絵ノムラ1年ぶりの新作です。

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7月神保町の客演陣はみんな33歳という同級生グループ。
6月中野の親子グループとはまた違って年が近くのびのびしました。

今回はじめて物販したビニヰルテアタアロゼッタ!
とっても可愛くて何個か売れましたよん。これからどんどん売り出していきます!

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静香姫と杏理とあたし。
青いユートピアふたたび!でもあります。
杏理と静香ちゃんはビニヰルテアタア3期生。
この3人はすごく居心地よくって。楽しい。
3人だと肉欲と愛欲の話が中心ですw

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杏理がはじめて書いた作品、KABAN。
有り難いことにあたしのほぼ1人芝居で。ビニヰルテアタア初のコメディ。大好評でしたね!
まさかの河童おち!!

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来ていただいた方との写真。皆さまとでは無いけれど。
本当に有難うございました!やっぱり来ていただくのが一番嬉しい。