夢なんて幾許もなく

白い手紙に幾つもの黒い丸が、まるで黒点みたいで。太陽に黒点。バタイユの眼球譚みたいに。
それはまるで穴みたいで。あたしは穴が好き。その先に何があるかわかんなくて。でも穴って大抵は行き止まりで。でも行き止まりには天使がいるんでしょう?あたしも食べたい。その天使。ジビエみたいに。大きく食らいついて。飲み込んでしまいたい。

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