あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

気づけば眼球スイミングで埋められた12月が過ぎていて2016年に入り2015年は終わりました。
あたしの2015年は戦乱の世でした。でも1年前の今頃はそんなこと微塵も思っていなかった。兆しは今思えばあったのだけど、そんなことになるなんて思いもしなくって、あたしのSNS、特にblogはそれで染まっていた気がします。恥ずかしい。戦乱の世の感想は菩薩にはなれなかったことと、心身の両立と、新たなパトスやらロゴスやらの出会いでした。パトスとロゴスって懐かしい。

全体を通せばバランスの良い1年だったのではないでしょうか。全てをいま振り返るべきなのかもしれないけど、少しずつ少しずつ振り返ってやる。そんな気分。そしてこの頁を言葉で埋めてやる。

2016年の抱負は『転機』です。いつも『飛躍』と繰り返し抱負にしてきたのですが、今回は『転機』。だって31歳になるんですもの。アイスばっかり食べてても仕方なじゃない。歳をとることをあたしは素敵なことだと思います。確かに肌は衰えていくかもしれない。体力も奪われていくかもしれない。心の無謀さも失われていくかもしれない。でも、経験値は増えていく。素敵な人に出会って、刺激的な事柄を体験して、もちろんその逆もある。表情がなくなる出来事だってある。もう動けないって思う時だってある。吐き気が止まらない時だってある。それでも生きていくし、時間が流れることは揺るぎないこと。諸行無常。あたしは2015年は思った以上にそんな歳でした。30歳という節目の歳。ヤワな部分もたくさんありました。それでも抱きしめたいと思える1年だったと思います。繰り返したくはないけど。

1月はゆるやかにスタートして2月は碧いユートピア、深夜歌舞伎町での2人芝居は碧い世界でした。そして10日間の20代最後の無謀期間。普通の倫理や常識を覆しても、睡眠をなくしても、行きたい場所があったの。そこで起こった、とある出来事。これはあたしの2015年を、そして一生を変えるものでした。誕生日には大事な友人と仲直りをして30歳を迎え。3月はささやかなる覚悟の末に協定を結び、ほんのり春を迎え、同時に戦乱の世に突入。4月はお花見からの父親の闘病生活を家族で支え、後半にあの事件。それでもあたしはよかったの。身体の傷は痛くないのよ。そして短いながらの戦乱の世を終え、実際はここからがはじまりだけどね、5月は大親友の結婚式のため京都へ。そして檸檬にまつわる朗読劇をして、6月は鞄テアタア中野編。ワールドワイドな客演陣に囲まれました。7月は鞄テアタア神保町編。お世話になったEDITORYでの公演。2つ年上の、同い年3人の客人を迎えました。この2ヶ月連続の今までにない試みで大変だったけど面白かったな。そしてプライベートでは5~7月は穏やかに幸せでした。懐かしい。8月は今でも引きずる事件に出会いつつ、ちょっとハメを外したりも楽しい1ヶ月。9月はミュージカルの稽古がはじまり、10月頭にかけて出張と絡めた、尾道・倉敷・姫路・小豆島旅行。2週間という長い時間、仕事の合間にちょこちょこ行った旅行は宝物です。そして生ミュージカル二十四の瞳ちゃんは、のびのびと出来て本当に楽しかった。キラキラできた。そして調子にのりました。華ちゃん、お疲れさま。11月は眼球スイミングに向けて脚本執筆、準備などに追われ、12月は本番。色々いろいろありました。まだ語れない。だからそっとしておくの。そして2015年、最後の1週間はハメを外しました。行きたいと思っていた、とある幾つかの場所に行けたり、自分のとある癖を再確認したりもしたけど、そんなに思考停止にはなっていません。

さて2016年は何処へ行くの。